看護師なら誰もが行動計画を作りますが、その過程で多くの問題に直面します。そしてその問題の多くは、新人の看護師の間では共通しているものが多いのです。新人看護師が直面しがちな問題とはどのようなものなのでしょうか。

最も多いのが、計画通りに進まないというものです。せっかく想像力を働かせて計画を立てたのに、ちょっとアクシデントがあり計画がくずれてしまう、というものです。計画に沿って動いていたので、それに支障が出ると焦ってしまう、という看護師は多くいます。看護の世界において、計画が完全に守られることはありません。諦めてください。看護は多くの人間を同時に相手にする仕事です。むしろ計画通りにことが進むほうが不自然なのです。あらかじめ作った計画はあくまで理想だと割り切り、アクシデントに対応できる柔軟さを身に付けていきましょう。

発表するのが緊張するというのも、行動計画に関してよくある問題です。人前で自分が作ったものを発表するのは緊張するものです。それは慣れるしかないでしょう。しかし、自分の行動計画に対して批判をされたり笑われたりすることに恐怖心があるのなら、その考えは改める必要があります。

行動計画を発表するのは、経験者から有益なアドバイスをもらうためです。他人と比べてランク付けをしたり、話のネタにしたりするためではありません。それを理解せずにただ批判をしてくるような人がいても、その人はあなたにとって重要な人物ではないので、気にする必要はありません。